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「ステーショナリーの店はどこ?」


       ■ OURIKA谷に泊まりたい 3. JAN. 2004 ----------------------------------

         --シブーブさんの小さなホテル&レストラン.

        グランタクシーでウリカ谷の終点まで行き、100メートルほど引き返した所に
        シブーブさんの小さい小さいホテルがあります。
        1階と隣の庭は食事をする所。2階はシブーブさん達の部屋。3階に3つ、4階にも少しだけ
        泊まるスペースがあり、道に面した部屋からは河の流れや、羊を河まで連れて来て放つ役目の女の人や、
        地元の学校に向かう子供達など、いろいろな風景が楽しめるのです。


  
        シブーブさんには男の子が3人と女の子がひとり。女の子は15才位の時にすでにお嫁にいきました。
        ベルベル人の結婚は早いのです。 長男も結婚しているのですが、ホテルを手伝いに毎日通ってきます。
        次男と3男はまだ小学生。ベルベル人の子供たちは皆、フランス人みたいな顔立ちをしています。
        そして優しいシブーブさん。
数年前にテラスから落ちて亡くなってしまった奥さんを今でも大切に想っています。

        シブーブさんのところの朝食はいつも同じです。薄〜くスライスしたトマトに薄く卵を流したオムレツ。
        この薄さが美味しく、真似できないのです。そしてフレッシュなオレンジのジュース。バター。ママレード。
        配達してもらう出来立てのモロッコ・パン。
        タジンもあるのですが、出来上がるまでにかなり時間がかかるものなので、朝は間に合いません。
        庭のパラソルの下、澄んだまぶしい光りをよけながらいただきます。



        ウリカにはたくさんホテルがあります。共同シャワー、共同トイレがほとんどですが、日本でいうところの
        「ペンション」らしき可愛らしいものも何軒かあります。


        以前、モロッコの友人親子と一緒に車でウリカに行ったとき。夜中の1時をまわっていたにもかかわらず、
        平然とした顔で車を運転しながら彼らが当たり前のようにホテルを探していることにびっくりしました。
        夜中の1時・・・。日本のホテルのレセプションは閉まっていますよね。日本だけでなくアメリカでも大抵は。
        もちろん、ウリカのホテルも誰も出て来ませんでした。


        ウリカの夜は、街灯も無いので真っ暗です。澄んだ空気の中で星ばかりがきらきら明るく光って見えます。
        結局、シブーブさんのホテルのあるウリカの一番奥のほうまで来てしまい、夜中の2時にシブーブさんを
        たたき起こし、泊めさせていただきました。やさしいシブーブさんはもちろん笑顔です。

        マラケシュのメディナにあるホテルなどでは、フナ広場が静かになり始める夜中の1時位でも
        レセプションがオープンしていて、おしゃべりしていたりしますが、
        それは時間や常識にルーズなモロッコならではの気楽な部分です。



        ウリカには何度も行きましたが、交通手段があまり無いことがやはり少し不便です。
        散歩の途中の店でタジンを食べて夜遅くなり、ホテルまで戻るタクシーも見当たらず、
        偶然そこで会ったウリカに住んで居る知人の車でホテルまで暗〜い道を送ってもらった事もあります。
        知人はその時ベロンベロンに酔っ払っており、それでもカーブの多い真っ暗な道を
        「ウリカの道は見えなくても憶えている! !」 と、ハイスピードで確実に進んでいったのであります。



        ウリカからマラケシュへ帰るグランタクシーも満員状態が多く、一度、産気づいた女性と付き添いの方々が
        途中から乗る事になり、シートを譲り、車のトランクを開けておしりを突っ込んで、足をぶらぶらさせて乗りました。
        逆方向に流れていく景色を見ながら、 「自分がここから落っこちても、きっとドライバーは気付かないで
        置き去りにされてしまうはず、、 」と、ぼんやり不安を抱え、カーブのたびに、うーむ . . . と思って
        乗っていました。モロッコで事故など起こしても、救急車も滅多に見たことがありません・・。


               
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