朝から夕方までずっと、姿勢をピンとして赤ちゃんを抱いている物乞いの人。
「私にはここまで頑張れない」と思ったら、手のひらにお金を渡します。
そういう人は大抵、私の目をきちんと見て、目と言葉で「ありがとう」と言ってくれる。
モロッコは失業率が高すぎて、こうしてお金を作る事になってしまうのだけど、
もしも彼女のような人に良い仕事があれば、本当に頑張ってやれる人なのではないかと思えてしまう。
それなので、私だけチャンスというものがあってゴメン ! 、という気持ちで手のひらに。
銀行の前などで、手に包帯などを巻いている物乞いの人。
「手を怪我しているからお金が必要なのよ」と言ってきます。
こういった理由を説明しながら要求して来る人はホントかウソか怪しいので、あげなくても良いかな、と。
ケガしたとか、病気だとか。深刻な理由があるならば、まず身内が手伝ってくれるはずだから。
それから。壁によっかかりながら片手をこっちに向けてお金を要求して来られたら、
「すみません。」と断わります。
他人が働いて作ったお金を無償でもらうのに、そんな態度はまずいのでは。
モロッコは戦争や干ばつによる被害なども無く、食物も豊かな国です。
それなのに貧富の差が極端に激しかったり、失業率が高過ぎたりするのは、やはり国の政策に問題が
あるというのは否めないはず。 こうした問題に対しては他国に頼る前にモロッコの国が自分達の力で
もっとがんばって向上させていく気持ちを持つこと、それがベースにあってこそ、
モロッコのそれらの大きな問題はグーンと改善されていくのかもしれないのです。
子供には基本的にお金はあげません。
お金は仕事をして作るものであって、何もしていないのにもらえるものでは無いという事を
理解してもらわなければ。
自分なりに勉強して大人のようにきちんとガイドをしてくれた子供には、ほんの少しお礼を渡します。
もしかしたら、彼(子供だけれど)が一家の大黒柱のひとりかもしれないので・・。
今まで一番ひどいと感じた事。それはたとえば、おねだりして外国人観光客からお金をもらった子供が
その場でアイスクリームを買い、そのアイスを食べながら、またすぐに他のツーリストに
お金を要求しに行った事などです。
日本ではあり得ない光景ですが、モロッコでは時々見かけます。そして、そういう子供が嗜められている場も
ほとんど見た事はありません。
これはいくらなんでもまずいでしょう、、! この子供がこのまま大人に成長してしまったら大変です。
ツーリストの多い通りでよく会う女の子がいて、いつの間にか友達になりました。
その子は毎日毎日、人を捕まえてはティッシュを売っていたのです。そして売ったお金はすべて
自分の親に渡していました。 ティッシュを売る以外には、一切ねだったりしません。
そういう些細な所が、ただの物乞いとは違って来ます。この子はきっと素敵な女の人になるのでしょう。
ごはんを一緒に食べようよ!、と誘うときも、遠慮しながらつまんでいたり、
大きな貴金属のお店を見てまわった時も、「買えないけど見たいから」という謙虚な感じ。
モロッコはリゾート地で、モロッコの人々が知っている外国人は観光で来る人ばかり。
外国人が懸命に仕事をしてお金を作っている場などをあまり見た事も無く想像しにくいので、
つい「仕事をしなくてもお金があって、いつでもゆったりした休日のような日々を
過ごしている外国人」と思われがちな気がします。
モロッコの人々のほうは、ものすごくゆったりしたペースで生活をしている場合か多いので
外国のしゃかりきに仕事をするペース自体を想像出来ず、
日本に来たモロッコ人が日本人の仕事ぶりを見て、こんな生活は無理 ! と言っている人もいます。
私達にはお金があって、モロッコの人にはお金が無くて大変そうで悪いな、、なんて
思わなくても大丈夫。 モロッコの人は結構毎日を楽しんでいる様子です。
もちろんお金に困って大変な人もいるけれど、そういう人は日本にもどこにでも居ます。
物乞いの前を通る時でも、それほど気を使わなくても大丈夫。
今のモロッコの国が大変というならば、それはモロッコの国民と政府が積極的に動かなければならない。
日本の国を日本人がまず最初になんとかしなければならないのと同じ様に。
お金が無くてもゆっくり生活するか、忙しいペースでリッチな生活をするか。
日本の場合、戦後のお父さんたちが忙しくがんばって、こんな便利な国にしてくれました。
そして頑張り過ぎて、過労死も自殺も増えてしまったけれど・・・
モロッコの人は人生において、そこまで忙しいのは好まず、高度成長も無く、
ただ、つまりはそんな感じ、
それぞれのスタイルを通した延長が単純に今に行きついているだけということかもしれません。
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モロッコと日本で大きく違うこと。
そのひとつ、道に座る物乞いの人がいる情景。
日本にも昔はちらほらと見かけたが、
今は見かけなくなりました。
今の日本のホームレスと、モロッコの物乞い。
それは全然別の意味で存在します。
ホームレスの多い東京・山手線沿線でも、
彼らは大抵は自分自身で何とか事を済ませている。
洋服の傷み具合は、モロッコの物乞いの人よりも
断然すごいことになっているけれど。
モロッコに慣れる前は(今でも失敗するけれど)、
物乞いに対してどういう態度をとるか
悶々と迷っていた。
外見はごく普通の人ともいえる物乞いに遭遇する度に、
「この場合はどうしよう?」といちいち悩んだり。
今では自分の中で決め事がちょっとだけ出来たので、
ラクになりました。
world journal : photo SOLEIL du MAROC
strange
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11 MAROC Given
喜捨. あげるかあげないか?
--------------------------------- 2005.5.15
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●FEZ
のメディナ。ものすごく裏道。こういう通りには、あまり物乞いは居ない。大抵は観光客の通
る道にいます。